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映画 「鬼談百景」 [映画]

ネットフリックスでみました。


映画 「きだん ひゃっけい」
原作:小野不由美 監督:中村義洋 ほか
出演(ナレーション):竹内結子
(株)ハピネット(¥4000くらい)
オススメ度 ★☆☆☆☆

星が少なめの理由は後述。

原作は九十九の連作(短編小説集)で、次の「残穢(ざんえ)」という長編小説と合わせて百話になる、という趣向だそうです。(私はいずれも未読)
いわゆる「百物語」です。
ただ、「残穢」を見るからといって、これを見なくても良いと思う。

「鬼談百景」も「残穢」も、小説家のもとに寄せられた読者の体験談です。
(という、『てい』で書かれた創作なのかもしれない。)

映画は、99のうち、10話を映像化したものです。
なぜか1回だけ映画館で上映されたらしい。
なぜ1回だけ?怪しい。

以下、ネタバレです。


10作とも、「こんな体験をした」…じゃなくて、
厳密にいうと、「こんな体験をしたんだって。」という話です。
まるで友達同士の怪談話みたいです。
「これは私の友達から聞いた話なんだけどね」とか、
「友達の、友達がね」で始まるやつ。

中には「あーはいはい、あれね」的な、典型的な怪談(都市伝説?)もあります。
で、もちろん、ホラー映画のようなオチは無い。
テレビでやっている「本当にあった怖い話」と同じ感じ。
だからこの作品は、映画好きの人向きではない、かなー。

↓にざっと話を書きます。

全編、竹内結子さんが気だるげな声で「こんな手紙が届いた。」で始まる。
夏目漱石の「夢十夜」の「こんな夢を見た」みたいな趣向。
オチを待っていたら、彼女の声がして、「あっ、この話、終わった?」と思うことも。

(1)追い越し
 男2人、女2人で廃墟に肝試しに行ったらしきオープニング。
 その帰り道、車で走っていると、道端に白い服、長い髪の女性が。
 そして、「あーはいはい、あれね」な展開になります。
 むしろ懐かしい。90年代に流行った。
 今もあるの?こういう…ネタバレすぎるので書かないけど。

(2)影男(かげおとこ)
 孫を預かって、面倒をみていた祖母(といっても根岸としえさんなので若い)が、
 孫と一緒にうたたねしていると、窓を「バン!…バン!」と叩く音で目覚めます。
 このたたき方が、何か、怖い。
 祖母が様子を見に行くと、窓の向こうに黒い男の姿。しかし近づくと誰もいない。
 そして突然、その男が家の中に。…って、リアルだったらその方が怖い。

(3)尾けてくる(つけてくる)
 学校の帰り道、自分をじっと見ている作業服姿の男。
 見た瞬間「もしかして」と思ったら、やっぱりそうでした。
 今市子さんの「百鬼夜行抄」にありそうな話。最後まで、そうです。

(4)一緒に見ていた
 お遊びで同僚に手を出してはいけない。
 にしてもこの男性、強気だわ。すごいわ。

(5)赤い女
 「赤い女」の話をすると、赤い女が来るらしい。
 ただ、この女が、2018年現在、平野ノラさんか「バブリーダンス」のメンバーに見えてしまうのが残念。
 最後も何か変で、笑わせようとしてるの?と思いました。

(6)空きチャンネル
 ラジオから流れる、女の「恨み節」にハマった男子学生。
 そこから取りつかれたようになっていくんだけど…。
 途中で、彼の首の後ろにくっついていたのは何だろう。妖怪話でないのなら、このくだりは不要だったと思う。
 で、結局、ラジオの女は何者だったの?と考えるのは無粋なんでしょうか。

(7)どこの子
 夜の学校って怖いよね。
 それは先生にとっても同じなんだね。
 おかっぱ、白いブラウス、赤いスカートの女の子が夜の学校に。
 この子は「トイレの花子さん」ですよね?もしくはちびまる子ちゃん。

(8)続きをしよう
 「座敷わらし」っぽい話。
 墓地で遊ぶのはよくないわ。
 うーん、私は、実体が出てこなくて、声だけのほうが怖いと思うんだけど、出しちゃったね。

(9)どろぼう
 ちょっと不思議な体験はあるけれど、ホラーではないかな。
 近所に住む人があやしい…みたいな話。
 ちょっとブラッドベリの短編「泣きさけぶ女の人」に似ています、が、何かが明らかになるわけではない。

(10)密閉
 閉じても閉じても開くクローゼット。
 途中、やりすぎ感があってさめたけど、最後は笑えて、エンディング(スタッフロール)の軽妙な音楽に合っていたと思います。
 夫は「最後だけ、世にも奇妙な物語みたい」と言いました。その通りです。

というわけで、星は少なめになりました。
以上。

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